ご奉仕ワーリィ
「そう性急になるな。早いことは、時として女が満足する前に果てるという情けないことに繋が――」
「下半身から死んどけ、この空前絶後の発情王がっ!」
彼がキレたーっ。
王殺害という大罪を見向きもせずに殺害する気満々の彼に、思わず手が出てしまった。
お決まりの「止めないでくださいっ」が始まって押し問答となったが、しれっとした表情で布団をひっぺがそうとする変態に……ああ、ダメだ。撲殺したくなる。
理性の糸が切れそうになった時に――乾いたノック音が聞こえてきた。
ぎょっとして固まり、扉向こうから、「王女様ー、みんなのエーでブイなアイドルの侍女っ娘が参りましたよー」という、ツッコミどころあることを言われたけど、喉がひきつり、何も言えなかった。