ご奉仕ワーリィ
開けられた扉の向こうには、朝の馴染みの顔。手には私の着替えたるドレスを持っていて。
「「「……」」」
「……」
落とした。
部屋の全貌を見るなりに、無言で、落とした。
だくだくと汗が出てくる。違うと言おうとしたけど、この状況は良からぬ想像しか生まない。
彼との仲は知られているからまだ許せる範疇だけど、そばには半裸の変態王。
まさか王女にそんな趣味がっ、とドン引き確定で――
「…………、じゅるり」
「やっぱりあなたにドン引きだよっ!」
私のツッコミに、侍女がはっとして、ヨダレを拭いた。
「し、失礼いたしました。なんとも羨望的な……あ、いいえ、驚愕的なことに口がびっくらこいて開きっぱなしな私は、うっかりとヨダレを垂らしてしまいました」