ご奉仕ワーリィ


彼女はまだいい、信頼できるし、同じ女でもあるし、実際にその現場を見られたわけでもないからまだいいのに……!


「み、みみ、みまっ、見ましたかっ」


過呼吸気味に声を出せばこうなります。


歯が噛み合わないような、うっかりと舌を噛むことがある震える問いは聞かずとも分かっていた。


バレたと、男性にはしたないものを見せたと、最早涙目。問いは言わば、神頼みみたいなものだ。なんか奇跡的なことがあって、彼は私を丸見えていないとかないかなぁって。


「はい、見ました」


神様バカヤローっ。

だなんて、性格をねじ曲げてしまうまで、私は嘆いた。


ああ、終わった。
嫌なビジョンばかりが私の頭を占めていき、最後には王位を剥奪されるとまでの図まで出てきてしまった。


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