ご奉仕ワーリィ
「あなたの趣味を押し付けないで。私はノーマルでいたいから」
「王女様もその内分かりますわ。人は、未知なる快楽を求めるものだと。現に、欲求段階説というのがありまして」
「いいから言わないでって……。あのね、もう一つ聞きたいことが」
「はい?ノーマルからアブノーマルに進化した私に何でも聞いてくださいな」
聞く気がなくなるような自己紹介をされたけど、他に話せる人もいないので口は動いた。
「男の人が、その……、中途半端で終わるのはおかしいんでしょ?恋人かも分からない関係で、だからといって彼を……ええと、か、懐柔?とかしていない相手に、やってくれないって、その……」
言葉を選びすぎたためか、何を言いたいか分からなくなってきたけど、彼女は察してくれたようだ。