ご奉仕ワーリィ


「まあ、ええ。要は物理的な問題かもしれませんよ。もしかしたら、ですけど」


「物理……?」


「穴に入る棒が折れれば、入りません」


「……」


なんつー例えだ。
折れるの言葉でぽきんっとかなりグロテスクな物を想像してしまった。


「有り体に言えば、萎える、でしょうか。変な声を出しているんじゃないんですかぁ?ぶふわぁ、とか言ってはダメですよ。芝居でもいいから、『やーっ、しゅごいのおぉ』ぐらいは可愛らしく言わなければ」


「芝居以前の問題じゃないの、それ……」


ともかくも、声は気になった。以前に、声帯から自分とは思えない声が出て、口を塞いでしまったけど、「いいんですよ、我慢しなくて」と彼自身に肯定された声だから、多分、問題はないと思うけど。


< 28 / 174 >

この作品をシェア

pagetop