ご奉仕ワーリィ


はい、そうですか。と当たり前の回答には冷やかな目を返した。


「私の場合は、限界まで沸き立たせ、こう殿方のテンションを上げたいのでやっていますが。聞くところによると、恋人同士は、共に寄り添う最中、『相手のために何かしたい』と思うようですよ」


「相手の……」


「幸せ返しと言うべきでしょうか。好きな人のために何でもやりたいという愛情表現が、抵抗あることもすんなりとさせてくれますよ。

それでもやはり初めてはきついですが、徐々に『私も彼に何かしたい』と尽くす精神が芽生えて、できるようになります」


「それは……」


確かに、今の私の心情でもあった。


彼に何かしたい、愛情表現をされたから返したいけど、やり方も分からず、抵抗もあったからいつも受け身のまま。


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