ご奉仕ワーリィ


「お、王女様っ!フィスト王になんたる無礼を!」


シワを寄せてまで狼狽する宰相に知ったこっちゃねえと言いたいが、あくまでも王女であるのでしれっと澄ましたままでいた。


隣国の王を殴るだなんて国際問題になりかねないが、心配はご無用。


「ぐ、ふっ……ふふっ、過激なオトメではないか。そうでなくては困る。躾が難しいオトメほど、張り合いがあるというものだからなあぁぁっ。男冥利につきるわあぁ!」


ノックアウトから生還した人らしく、立ち上がった銀バエ――もとい、フィスト王は変態だった。


あの侍女とどちらが上か比べたいけど、会わせた途端になんか、その、爆発でも起きそうな有害物質同士なので会わせられなかった。


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