ご奉仕ワーリィ


同じことを言っているはずが、意味が全然違う気がするのは何故だろう。


皆が行かないならいっそ、私が叩きのめそうかとも思ったが……やはり王女スタイルでボディブローはいけない。


我慢我慢と自分を戒めたあたりで、フィスト王がこちらを向いた。


「おおっ、そこにいるのは、我が愛しのオトメではないか!」


「今更気づいたんかいっ……って、こほん。ええ、はい。ずっとここにいましたよ」


さもツッコミがなかったような平常時を保ちつつ、フィスト王に返してみせた。


私に相手されたからか、意気揚々と変態王がこちらに近づいてくる。


「そうか、オトメよ。野外で会うとなれば、つまりは大勢に見られ、絶頂したいというわけだな!」


「おめでたい頭に、煮えたぎった油を注ぎましょうか」


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