ご奉仕ワーリィ


近づきベタベタしてくるフィスト王にしか聞こえぬ声で言ったあと、腹部に一発入れた。


ぐぶっとうずくまるフィスト王に、皆が「いきなり何だ」と疑問符を浮かべていたので、上手く隠せたようだ。……フィスト王従者が、小さく「グッジョブ」と言ったのは気のせいにしておこう。


「ふっ、ツンデれっていると思えば、これぐらい蚊に刺されたようなものだなっ」


「刺された箇所に、唐辛子でも練り込みましょうか」


「いやはや、過激になるのも分かるぞ、オトメよ!この城には腑抜けたドゥティーしかおらぬからなぁ!誰かれも、そなたを満足させられまい!つまりはやはりっ、そなたの婚姻相手は私が相応しく、そのオトメも私に捧げるべきだ!」


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