ご奉仕ワーリィ
「その単純な脳内しかないなら、アメーバに退化してしまえ」
因みに、私の暴言はずっと小声。誰にも聞こえず、また私にべだつくので、次は鳩尾に肘でもいれようかとも思った。……フィスト王従者が、目潰し指で期待している姿は見なかったことにしよう。
「フィスト王。偉大なるあなたの手ほどきを受けるのは、俺でも宜しいでしょうか」
――と、一千人が同時に声を出しても聞き分けができるような、聡明な声が聞こえてきた。
単に私がその人を好きだから聞き分けられるだけだけど、それに間違いはなく、彼がそこにいた。
私に構っていたフィスト王が振り返る。
「ほう、我が剣の餌食になりに来たか。その勇気には天晴れと言っておこう。名を言え」