ご奉仕ワーリィ
「ラハティー・シュティング。所属は後衛部隊(アーチ・ビショップ)です」
「我が親愛なる主よ。彼は確か、アーチ・ビショップ内での最弱候補だとか。ここは舐めに舐めきって、ハンデにハンデを重ねて、余裕ぶっこいたまま相手して差し上げるのが王としての勤めだと思いますよ」
……、嘘つき従者だ。そんなにフィスト王が負けるところが見たいのかとも思う。私は見たい。
「後衛部隊で最弱とは、救いようがない男だな!どれ、ハンデに弓で私を射って見ろ!私は目を瞑り、貴様の準備が終わるまで待ってやろうぞ!」
「お心遣い、痛み入ります、フィスト王。しかしながら、俺は剣に関しても心得ています。フィスト王と手合わせできるこのまたとない機会に、できれば、本気のあなたに我が剣をへし折られたい。
どうか、負けても誇れる、正々堂々たる勝負を」