ご奉仕ワーリィ


「……。身に傷一つ負わぬ戦いを。我が加護があなたの御身に宿りますように。己自身に恥じぬ戦いをしてください」


痛む心を塗りつぶして、形式には形式で返した。聞き終えた彼が、私に背を向ける。彼の目には、はしゃぐフィスト王が映っていることだろう。


あの目では、私だけを見ていてほしいのに――


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