ご奉仕ワーリィ
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「お待たせをして申し訳ありません」
「良い。我慢することなど、私は慣れているからなっ」
何に対しての我慢かは、詳しく聞かなくても分かるような気がしたので、ラハティーはあえて深入りしなかった。
右手でレイピアの柄を握るも、ふと、王相手には切れないものがいいのではないかと思った。
「先ほど、そちらの従者が、王の顔と局部以外ならば何をしてもいいと言いましたが、訓練用の木刀に変えるべきでしょうか」
「ドゥティーの心配など要らぬ!局部は私の宝物であるからにして、防護は完璧だ。下半身を鍛えることも兼ね、昼間は鉄の下着をつけているからな!」
「……、さようですか」
「顔に関しても、ふん、貴様ごときが私に傷を負わせるなどあり得ぬ。私の心配以前に、己の心配でもしていろ。瞬殺だなんてされては、面白くなどないからな」