ご奉仕ワーリィ
「いやらしい手を使いおって……ふはっ!細かく攻めることもまた手だが、いつまで続けられるだろうな!」
四肢を抜きとおろうとする刃先を、フィスト王はことごとく弾いて見せた。それでも粘着的に攻めを続けるラハティーは、止まることを知らなかった。
早く的確な刺突を続けるのだから、息つく暇もなく、早くもバテそうな気がするのに、ラハティーの腕に鈍りなどなかった。
ハラハラして見る王女の方が、息を乱しているほどで、脇目でそれを見たラハティーは笑ってみせた。
誰に向けたわけでもない、単なるおかしさを、フィスト王は見てしまう。
「ほうほう」
なるほどなるほど、とラハティーの剣技を弾きつつ、フィスト王は軽口を叩いた。