ご奉仕ワーリィ
「男などに興味はないが、昔から私は、色恋沙汰には鋭い感性を持っているのだよ」
「馬に蹴られて死ぬタイプですね、フィスト王は」
「馬など超えた私に、そんな風潮が通じるわけもないさ。しかし、分かったぞ。分かってしまう」
前に出てきたフィスト王にラハティーは攻め足を止めて、フィスト王の一撃を受け止めた。
最初と同じかち合い続きにせよ、今はやけに両者の位置が近い。それこそ、互いの息を吸えるかほどの距離で。
「貴様も、オトメの純潔を汚したい腹のうちか」
ぼそりと、周りに吹聴させないほどの声でフィスト王は言った。
それに対して、ラハティーは笑うだけ。始終同じ表情でいるはずなのに。