ご奉仕ワーリィ


「……、あなたのお国事情って、あなたそっくりなんですね」


「性欲は人間に付き物だ。このアイテム、商品名『スーちゃんエクスタシー』は男女兼用で年齢層も幅広く使えるものだから、我が国の新たなる産業改革の一端を担うアイテムなわけだ」


「はあ……。で?結局、あなたが言いたいことは何ですか」


「話を戻すが、ハーブティーは飲んだか?」


「え、はい。飲みました」


「では、またまた話を戻すが、『スーちゃんエクスタシー』の効果は絶大であるぞ」


「だーかーらー、話がまったく見え……」


ないと言おうとして、ある繋がりを見いだしてしまった。


ハーブティーを飲む私。そうして飲んだら、大変なことになるスーちゃんエキス。さっきから妙に、体がむず痒く思えるのは彼を頭で想像していたからだと思っていたが。


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