ご奉仕ワーリィ


「まさ、か……」


「我慢するのは得意だが、そなたが素直になれず悶々とするのは体に毒であろうと、ちょっとした手助けをしたつもりだ」


がんっと後頭部を殴られたような気分になった。


頭が真っ白に、脳内処理が、ああ、ヒヨコがラインダンスしているみたい、で……


「故に私は、スーちゃんを使わしてもらった。そなたが寝る前にハーブティーを飲むのはリサーチ済みだったから、あとは我が親愛なる従者に、特製スーちゃんエキス倍増バージョンという新薬をハーブティーに混ぜるように支持をした」


「……」


「――のだが、我が親愛なる従者はひどくうっかりやさんでな。なんでも間違えて、そなたのハーブティーではなく、私の飲み物に入れてしまったらしい。飲んだあとに、かなりの、なんだ、何とも言い表せない下半身の成長に、そこで私もやっと気づき、いても立ってもいられず、鉄の下着を脱ぎ捨て、こうしてそなたのもとに駆けつけたわけだが――聞いているのか、オトメよ」


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