ご奉仕ワーリィ
バタン、と扉を閉めて、そのままベッドになだれ込む。
なんか、もう、あれ、私なにしていたんだっけ?
健忘が起きてしまうのに、スーちゃんが頭を占領していくような気がした。
あの変態王に妙なもんを飲まされ、そうとは気づかずに、彼を思い出し、一人でうずうずしていただなんて。
ああ、だからか。
だからこんなにも、彼の肌が恋しいのか。
仕方がない、変な薬のせいだ。もう自分じゃ自分を制御できないし、早く眠りたくなった。
現実で彼に会えないなら、せめて夢の中で抱かれたいんだ。