ご奉仕ワーリィ


「いや、ここまで来たからには引くわけにはいかぬ。もはや前戯なしですぐに果てたいほど、私は我慢の限界だ」


「ですが、窓は鍵がかかっていますし。割ったら王女様が起きて事に進めませんよ。諦めるしかな――」


「王女の自室に鍵はついていないはずだ。そなたが扉から自室に入り、窓の鍵を開けて、私を中に導いてくれ」


「…………」


「聞こえなかったのか、我が親愛なる従者よ」


「ぐっ、こんな時に限って、昔、足に受けた古傷が……!っ、動けない、1歩も、1mmも、一瞬たりとも!」


「それでは仕方がないな。荒っぽくなるが窓を割って、起きて逃げよう王女をこのロープで」


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