ご奉仕ワーリィ


「治ったあぁぁ!私めの王への忠義が、足を完治させましたよ!」


「そうか。私もなるべくは和解のもと行きたいからな。荒行事になる前に、そなたが私をオトメの部屋へと導いてくれ」


「了解いたしました。すぐにでも行きますから、そこから一歩も動かず、何もせずにじっとしていてくださいね!」


「うむ、我が親愛なる従者――略して親従(しんじゅう)の願いだ、聞いてやろう」


「とんでもねえ略式ありがとうございます。では私めも、我が親愛なる主よ――略して、しんで。のところに駆けつけますからっ!」


「んん?『で』は何から略した」


のだと聞く前に、従者の姿はなかった。


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