ご奉仕ワーリィ


まことに殊勝な奴よ、とフィスト王は目線を上から前へ。


窓向こうの部屋にいる王女を見た。


ベッドで寝息を立てて、起きそうにもない王女。バルコニーでかなり騒いだつもりだが、もしかしたら窓が分厚いのか。外からの騒音対策はばっちりらしい。


「ふふっ、甘いぞ、オトメ。布団一枚で、私の目を欺けると思うなよ」


窓際近くのため、王女の姿はよく見えた。


横向きになり、顔はこちら。華奢な体の線に沿って作られた布団の形から、フィスト王は王女の右手が下腹部に置いてあるのを悟った。


「とんだ淫乱だが、まあ、オトメならば致し方がない。私の魅力に欲情してしまったのは大いに頷けることだ。こちらとしても都合が良い。前戯がなくとも、するりと入るであろうからな。なに、私もドゥティーではない。二回目以降はじっくりと弄くり回し、オルガスムに達してみせようぞ」


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