114歳の美女
 「星田です。いま、証しをお見せしようと思い電話しました。
 

 電話から智也の声がした。。


 「証しを見せる?いま、どこにおいやすのか」
 「四条大橋の上です」


 (あのお調子者は、いったい何をするつもりなのか)

 ときが考えながら電話を続けた。


 「・・・そこで何をするつもりどすか」

 「あれから、どう証しするか、必死で考えました。やっと僕なりの答えが出ました」

 「どんな答えどすか」


 「命です。命を賭けるしか、ときさんへの思いを伝えられない。言葉なら嘘を付けますが、命なら嘘は付けないでしょう」


 「まさか・・・。そこかり、飛び下りるつもりどすか」


 「はい、そのつもりです」


 「そこから飛び下りたら怪我しますで。運が悪ければ、死ぬかもわかりまへん」


 「死ねたら本望です。ときさんへの僕の思いを、命が証ししてくれる訳ですから」

 「そんな無茶な・・・」


 ときは智也の思いが、本気である事を痛いほど知った。






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