114歳の美女
 「やめて。お願いやから」
 「・・・」
 

 「お待ち!」
 「ツーツーツー・・・」
 

 智也からの電話はそこで切れた。
 

 (どうしょう。あ、え~と、そうだ。警察と救急車に電話だ)
 

 ときは、慌てて110番と119番に電話を入れた。


 (死んだらあかんで!)


 ときは両手をしっかりと合わせた。


 智也は腕時計を見た。
 午後10時50分。


 四条大橋に行き交う人はまばらだった。






 
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