114歳の美女
 「とき姉さんて、寛君のお姉さんの事」


 しのぶが寛道に質問をした。
 

 「僕には姉さんなんかいないよ」
 「じゃ寛君のおばさん」

 「うううん。僕のお爺さんの妹」
 「それじゃ おおおばじゃないの」

 「うん。小さい頃から、とき姉さんと呼んでいるので、以来ずっとそう呼んでるけど」
 
 「変なの」

 「とき姉さんは明治××年生まれの114歳。でも、凄く若く見えるんだ」

 「今年は198×年だから、おおおばさんは、ええと・・・、80歳の後半位ね」

 「とてもそんなには見えないよ」
 「男の人は、女の年齢には音痴だからね」


 そう言うと、しのぶは薄っすら笑みを浮かべた。




 
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