114歳の美女
 「ときさんとお母さんの気持ちは良くわかりました。二人の気持ちを理解した上で、一緒に暮らさないか、と言ったらどうします」

 智也が真剣な顔をして呟いた。

 「本当どすか。本当に母の遺言を」

 「ええ、守ります。ときさんと一緒に暮らせるだけで幸せですから。これならOKしてくれますか」


 「それなら、OKどす」


 「良かった。話がまとまれば、この近くで早急に家を探さなくては」


 智也は家族が反対している以上、まず二人で生活を始める事が大切だと考えていた。


 (二人の生活さえ始まれば、後は何とかなる)


 智也は急いでいた。
 その為には、一日も早く住む家が必要だった。

 「今度の週末、不動産屋に行きましょう」

 智也はときの気の変わらない内に、二人の生活に入りたかった。


 「では、土曜日に」


 ときも智也の提案に快く従った。






 
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