114歳の美女
 「いい人になってみる」

 26歳の超イケメンを、ときはからかってみたくなった。

 「マジで」

 俊介が真顔になってときに尋ねた。

 「どうしようかな」
 「やっぱり。そうだろうな。なら、こっちもぼんは卒業して、俊介でいいよ」

 「俊介、あれから恋人は」
 「いないよ」

 「何故?」

 ときが首を傾げた。

 「とき姐さんに出会ってから、他の女性がつまらなくて・・・。洟垂れ娘なんか、相手にしてられないよ」
 「・・・」

 
 「あれから、俺の恋人はただ一人、こいつだけなんだ」


 俊介が定期入れをときに渡した。

 「これ、何」

 ときが意地悪っぽく尋ねた。

 「開けてみて」

 ときが定期入れを開いた。





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