114歳の美女
 車をコインパーキングから出すと、二人は神戸ポートタワーへ。南京街からは、海を目指して一走り。

 二人はポートタワーの展望台に向った。そして、360度回転喫茶店へ。この喫茶店は、20分間で床が一周する。

 「海を見るのは、初めてどす」

 ときは眼下に広がる海を見ながら、目を輝かせた。

 神戸港、市街地、六甲山・・・。海があり、山があり、洒落た街並みがある。
 神戸は京都と全く違う顔を持っている。

 ときは変わる風景に目を奪われながら、大好きな京都と、神戸を比較していた。


 日が沈み始め、二人は車で三宮に移動した。そして、とあるホテルのレストランで食事を取った。

 ときは南京街でいろいろ食べたので、余り料理に手を付けなかった。

 (いまから京都に帰るか、それともこのホテルに泊まるか)

 俊介はときの食べ残した食事をぼんやりと見詰めながら、心の中で考えていた。





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