114歳の美女
 「ホテル空いてますやろか」
 ときが越えられない一線を、自らの意思で踏み出した。


 「フロントで聞いて来ます」
 俊介が伝票を持って立ち上がった。


 どきどきしながらときが待っていると、俊介がキーを持って戻って来た。
 「行きましょうか」
 二人はエレベータに乗り部屋へ向った。


 ドキドキドキドキッ・・・。

 ときの心臓が激しくドラムを叩いた。


 部屋に入ると、キングサイズのダブルベッドがあり、傍らに、デスクと応接セットが置かれている。



 「とき、シャワーをしておいで」



 俊介が命令口調で。
 この時の俊介は、ぼんではなく、逞しい逞しい野生のオスだった。


 「・・・」

 ときが黙ってバスルームへ。







< 275 / 321 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop