114歳の美女
 俊介が裸のままでベッドへ。


 ときは男の裸をまじまじと見て、体中に熱い熱い火照りを感じた。
 

 俊介が布団を開いた。
 筋肉質の男のごつごつした肉体。
 くらくらする若い男のセクシーな匂い。


 ときは120年生きて、いま初めて自分を女として強烈に意識した。




 俊介が自分から離れた。


 普通の人以上に、長い長い年月を生きて来て、ときはいま初めて男を受け入れた。


 想像を超えた驚きの経験。
 心と体の一体感。

 ときの瞳の隅に、大粒の涙がひと粒、輝いた。まるで、真珠のように。
 二人は隣り合わせのまま、互いの温もりを感じていた。


 ときは目が冴えて、中々眠る事が出来なかった。何故か、頭の中は空っぽ。体の芯だけが、いつまでも熱く熱く火照っていた。








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