114歳の美女


 「え、流産!」


 しのぶが驚いた。


 「ときさん、いつの間にそんな事を」


 しのぶが運転をしながら問いただした。


 「4年前どす」


 ときが力無く答えた。



 「ええっ!4年前に。それは、確かなの」



 しのぶが4年前と聞いて驚いた。


 「へえ」


 「4年前だけなの」
 「それ・・・1回きりどす」


 「信じられない。4年後に妊娠するなんて」
 「一生に一度だけ、母の遺言を・・・。きっと、その罰が当たったんどす」


 ときが悲しい悲しい顔をした。





< 306 / 321 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop