114歳の美女
 カシャ。


 「終わりました。感謝感激です」


 智也がときに礼を言った。
 
 「見せておくれやす」
 
 携帯電話のデータフォルダから、今撮影した写真を液晶画面に。

 「厭な顔どすな」

 ときが液晶画面の写真を見た。
 

 「これがですか。僕はモデルのように、綺麗に撮れていると思いますが」
 
 「ほんまどすか」

 「京都の観光ポスターに使いたい位ですよ。古いお寺をバックに撮影が出来たら・・・。きっとポスター泥棒がわんさか現れますよ」

 「あんたはんはお調子もんどすな」
 「そんな事ありませんよ」

 その時、智也の脳裏に面白いアイデアが閃いた。
 

 (そうだ。村島ときの本人確認が出来れば、観光課に相談してみよう。明治2×年生まれの飛び切りの美人。和服が良く似合う彼女が、京都の観光地を案内する。これは、グッドアイデアだ)





 
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