114歳の美女
 その話とは・・・。


 「話とは、ときの事どす」
 「えっ、ときはんの・・・」


 「あてが22歳でこの家に嫁に入った時、ときは10歳前後の少女に見えました。今、あてが70歳であの子は20歳位。あんたもやで。あんたも、すぐに追い越されるに決まってる。あてのようにな」


 「そうどすな」

 「これが村島家の悩みどす」


 そこで、姑 松は大息を付いた。


 「村島家の恥をよそへ出さん為に、代代、長男の嫁には、やっかいな仕事が与えられておますのや。あんたもあて位の歳になったら、次の嫁に必ず伝えて欲しいのや」


 松が厳しい顔で吉のに言った。






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