かくれんぼ、しよ?
考える間もなく、痛みが襲った。
集まった村人たちにより、石が、投げられていた。
石と、怒号と、罵声が浴びせられる。
処刑って――こんな殺し方、あるかよ!
次々に、体中に石がぶつかる。
痛みで発狂しそうだ……。おれの意志では声を出すこともできない。
「――病の、治療、法だが」
カンノ――いや、キリシマは、途切れ途切れに言葉を発した。
「何か言ったか?聞こえんな」
「ひとの、心臓を……」
「なるほど、薬とは心臓のことか?それで殺しをしていたんだな。だからといって同情の余地などないぞ。お前みたいなよそ者が村人を殺していい理由などない」
話す間にも、絶え間なく石は投げ続けられる。
「おれが、死んだら、ミヅキに――」
「心臓をやれと?そうだな、ちょうどいい」
じいさんの口からは意外にも、快い返事。
「たの、む……」
もうどこが痛いのかもわからない。キリシマの体もそろそろ限界なのか、視界が霞む。
キリシマと同調して薄れゆく意識の中――
「嘘だ、バカが」
じいさんの、いやみを孕んだ声が、耳に触れた。
それを最後に、おれの意識は、一瞬、完全に闇の中に落ちた……。