デレデレ彼氏とツンデレ彼女
何それ…。バカ…。


「ふ…愁ばかじゃないの…?お姉ちゃんのためにそんな事する弟初めて聞いた」


「あ。笑った。」


「そんな話聞いたら笑っちゃうよ。」


「で?ご飯食べるの?」


「いらないや…」


「そっか。じゃあ俺行くわ。」


気をつかってくれたのかな…?


我が弟ながら優しいな。


ベッドにもたれ掛かってると携帯がなった。


誰だろ…?


携帯のディスプレイを見てあたしは電話に出るのを
ためらった。


だって宏太だったから…。


「どうしよう…。寝てる事にしちゃえばいいよ!そうだよ!あたしは寝てたって事で!」


お風呂入ってこよ。


「あれ?初音具合は大丈夫―?」


「あぁ!平気。お風呂入ってくる。」


愁が具合悪いって言ってくれたのかな…?


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