珈琲の香り
涼さんの爆笑、間違いなし!
涼さんをゲットするどころか、ドン引きされるのがオチ。
それに………
「そんなの着たらバイク乗れないじゃん!」
「乗せるわけないでしょ?女の子らしい格好させて!今日は歩きよ!歩き!!」
………鬼だ。
鬼がここにいる……。
私からバイクを取り上げたら、何が残るって言うの?
自分で言うのもなんだけど、バイク取り上げたらなんにも残らないじゃない!
「あ……歩るけない距離じゃないけど、こんな格好して?無理!絶対に無理!!」
「無理!じゃないの!!するのよ!」
恐ろしいほどご機嫌な桜は、次々と服を選んでいく。
そのすべてが白やピンク。
花柄やレース素材のものばかり。
「いっちゃん。女の子はね、可愛くなる義務があると私は思ってるの。動きやすいジーンズやパンツもいいと思うけど、たまにはおしゃれしないと、自分が女だって忘れちゃうよ。」
「いいよ。忘れても…。っていうか、忘れてたもん。」
「嘘つき。忘れてないじゃん!ちゃんと蒼くんに憧れて、今は涼さんを好きになってるじゃない。女だってこと忘れてるなら、恋なんてしないでしょ?」
「そりゃあ……そうだけど……。」
涼さんをゲットするどころか、ドン引きされるのがオチ。
それに………
「そんなの着たらバイク乗れないじゃん!」
「乗せるわけないでしょ?女の子らしい格好させて!今日は歩きよ!歩き!!」
………鬼だ。
鬼がここにいる……。
私からバイクを取り上げたら、何が残るって言うの?
自分で言うのもなんだけど、バイク取り上げたらなんにも残らないじゃない!
「あ……歩るけない距離じゃないけど、こんな格好して?無理!絶対に無理!!」
「無理!じゃないの!!するのよ!」
恐ろしいほどご機嫌な桜は、次々と服を選んでいく。
そのすべてが白やピンク。
花柄やレース素材のものばかり。
「いっちゃん。女の子はね、可愛くなる義務があると私は思ってるの。動きやすいジーンズやパンツもいいと思うけど、たまにはおしゃれしないと、自分が女だって忘れちゃうよ。」
「いいよ。忘れても…。っていうか、忘れてたもん。」
「嘘つき。忘れてないじゃん!ちゃんと蒼くんに憧れて、今は涼さんを好きになってるじゃない。女だってこと忘れてるなら、恋なんてしないでしょ?」
「そりゃあ……そうだけど……。」