花嫁に読むラブレター
「……あれ、なんで……? え……?」
毛編みのセーターとマフラーをしっかりと着込んだユンは、肩や頭に落ちた雪を払うこともせず、辺りをきょろきょろ見渡す。
「木の上に積もっていた雪が落ちたのよ、ほら」
マイアが木を見上げ指をさす。まだ雪うさぎのような塊はまだあちこちにあり、ユンは慌てて木の傍から離れた。そしてようやく服に落ちた雪を払い始めた。
「そっか。あれが降ってきたわけじゃないんだ。よかった」
「当たり前じゃない。あんなものが降り続いたら大変よ」
「そうだよね」
ユンはマイアの言葉に頬を染めながら頷いた。
「ところでユン。なんでこんなところで待っていたの?」
「え? ……あ、そうだった! あの、マイアさん、手紙、ありがとう」
やっぱり、という思いがマイアの喉をとおった。