花嫁に読むラブレター
「マイアさんは何にする? ぼくは紅茶とワッフルにしようかな」
「えっと……わたしはホットミルク」
「せっかくだからケーキも頼んだら? ぼくのおすすめはね――」
「あ、じゃあクッキーがいいな」
間髪入れずに断言し、ハッと気づいてマイアは顔を赤くする。
これでは、まるで最初から決めていた食い意地の張った女の子みたいだ。そう思ったら視線が無意識に下がっていく。
「マイアさん、クッキーが好きなの?」
「うん……」
「そうなんだ。でもマイアさん。ここのお店はね、飲み物を頼むとクッキーとチョコレートはサービスで貰えるんだよ」
マイアが驚いて目を丸くすると、ユンは可笑しそうにくすくす笑う。
「じゃ、じゃあ、わたしは飲み物だけで十分だわ」
マイアがそう言ってから、注文した飲み物やケーキがテーブルに並ぶまでの時間は短かった。