プレイボーイとのラブバトル?②短編


.....

「愛梨っ♪帰ろっか。」

「うん。」

掃除が終わって美鈴と一緒に
玄関に行く。

まさかいるわけない。
期待もしていない。

だけど...だけど...
心のどこかで私を待っていてくれたら...
なんて思ってしまう。

だけど.....。

「.....。」

「愛梨?」

何で.....何で...?
こんな寒い中待っているの?

健也くんは寒そうに校門で
うずくまって待っていた。

「...ばかな奴。」

美鈴は呆れるように言った。

「.....ばかすぎるっ!」

私もそう言って玄関から飛び出した!

「愛梨ちゃっ.....「ばかなの!」

健也くんは私の剣幕におびえているように
見えた。

「何なの!頭悪いの!?寒いんだから
車の中とか玄関で待っていれば
いいじゃんっ!意味わかんない!」
< 53 / 86 >

この作品をシェア

pagetop