二重人格神様



無理だよ。いきなりそんな話をして決断だなんて…


「…わたし」


「迷ってる時間はないんだ。いのり」


「…………」


「……………いのり」


だって、そんな、記憶を消すだなんて





「そんなことしたら…わたし、ひとりぼっちになっちゃう…」


わたしにはお父さんとおじさんやおばさんしか家族がいないのにっ


一時的に記憶を消す?その後は、戻る保証はない。戻らなかったら…私は…


「…っ」


「守りたくないのかい?大切な家族なんだろう?」

「………………………」


「正直、彼女達を守るために僕の配下も沢山負傷した。いのりも守りたいが彼らも大切なんだ。だから…」


「……」

「できれば、頷いて欲しい」


海鈴、さん…







< 256 / 460 >

この作品をシェア

pagetop