天使の瞳

その日からもタクとは至って普通。

別に今回もあの時同様みたいに何も変わらずタクは接してくる。


そのタクにあたしはイマイチ分かんなかった。


些細な事では言わなくなった。

何度か指をきっても、気分が悪くなっても、頭が痛い。肩コリが自棄に激しい。そんな事では今ではもう、皆には言わなくなった。


だけど相変わらず一人になると不安、恐怖。

幻聴、幻視…あたしをどこまで追いつめてくるんだと言う日々。

携帯に埋め尽くされた“死ね”“殺す”。宛先も何もないそのメール。



もうまさに死んでやってもいいと思った。

その前に、もう思うままに動かない身体の所為で、このまま死んでしまうんじゃないかって思った。





――…もう、さすがに限界だ。







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