年下の不良くん
「…マジで!?」
グイッと私と目を合わせた清水くんは、満面の笑みで私を見つめて、またぎゅっと抱きしめた
「やべぇ!!
メッチャクチャ嬉しい!!」
「ふふっ、私もだよ」
大きな彼の背中に、私は腕をまわした
人生初の彼氏が、自分と正反対の人とか、ある意味レアだよね
少し、二人でこの空間を味わった
「──よし、熱もあるから寝とけ」
「うん…」
安心したのか、なんかしんどくなってきた
「…清水くん、学校は??」
「サボった
んなこと別に良いから、寝ろよ」
丁寧に布団を掛けてくれ、私は目を瞑った
いつもなら、学校に行くように言うんだけど、風邪の時は人肌が恋しくて、居てほしかった
「ありがとう」
小さく微笑んでから、私は目を閉じた
なんだか、よく覚えていないけど、懐かしい夢を見た