年下の不良くん
「ちょっ、ちょっと、翔…!!!
アン達は悪くないだから…!!
コイツが…!!」
元カノが、私の前から離れて清水くんの元に駆け寄った
「あぁ!?
嘘付いてんじゃねぇよ!!!
こないだ言ったよな、アン
次したら、容赦しねぇって!!!」
「…だけどっ…!!」
「うっせぇ!!!
誰だよ、主犯格!!!
女だから手加減しねぇからな!!!
出てこい!!!」
凄い剣幕で怒る、清水くん
ギャルは、一瞬どうしようかとコソコソしたが、一目散に逃げ出した
清水くんは、特にそれに対して言うわけもなくただ黙っていた
もしかして…主犯格がわかってるの…??
「マイとアンなんだろ」
私をぶったギャルと元カノを、清水くんはドスの利いた声で睨みつけた
「……だって…!!
アンの方が、こんな奴より翔の事何倍も好きなのに…!!!」
元カノが泣きながら訴える
「あぁ!?
だからって、んなことしていい訳ねぇだろ!!!」
「だって…!!!」
「まだ言い訳するつもりかよ!!!」
グッと元カノの胸ぐらを掴んだ清水くんに、私は急いで駆け寄った