ましゅまろハート
翌日。
水曜日は他の曜日とは違い、
授業が少ない。
俺も4時限のうち
2時限しか埋まっていない。
空いている時間をフルに使って、
俺は彼女、
―――林美波を
探し出そうと決めていた。
「絶対、見つけてやる」
自分の意思を明確にしようと
声に出して言ってみる。
「何を見つけるんだよ?」
真後ろから
でかい声がしたと思ったら、
素早く俺の首が腕で締め上げられた。
「ヤナ。はよ」
まさかヤナに
この独り言を聞かれているとは思わず、
俺の目は完全に泳いでいた。
いっつも急なんだよな、
ヤナは。
水曜日は他の曜日とは違い、
授業が少ない。
俺も4時限のうち
2時限しか埋まっていない。
空いている時間をフルに使って、
俺は彼女、
―――林美波を
探し出そうと決めていた。
「絶対、見つけてやる」
自分の意思を明確にしようと
声に出して言ってみる。
「何を見つけるんだよ?」
真後ろから
でかい声がしたと思ったら、
素早く俺の首が腕で締め上げられた。
「ヤナ。はよ」
まさかヤナに
この独り言を聞かれているとは思わず、
俺の目は完全に泳いでいた。
いっつも急なんだよな、
ヤナは。