地球の三角、宇宙の四角。
声と共に画面がぶつりと消えた。
その向こうがわで黒い三体が、はゆみを襲う――
三体が同時に飛び込んでくるのをギリギリのところで関口が走り込み、はゆみに抱きつくようにしてかわした――
重なった三体の大きな黒い影の固まりの中からは、ちいさな稲光とグルグルと回転する光のリング。
そこから全体が薄い緑色に発光したスタイルの良い女の人が飛び出してきた。
金属で出来たような着地音。
長い髪と眼鏡をかけているすらりとした女の人は、はゆみと抱きかかえる関口に
「Entschuldigung, dass ich so spät bin.」
(遅れてゴメンナサイ)
と、さっきまでiphoneから聞こえていた声で言った。
悲鳴を上げているはゆみの顔が、いつの間にか映美になっていることに気が付く
首をかしげた金属の女の人は映美に
「Sehr erfreut. 」
(はじめまして)
と、挨拶をした後、すぐに背中に抱えた巨大な銃のようなものを構えて蠢く黒い影のうち一体に向かって引き金を引いた――
銃口から光の束が黒い影に向かってのびる。
黒い影は光を吸い込むようにしてどんどんと小さくなり、黒い点になったあと、大きな光となってはじけた。
その向こうがわで黒い三体が、はゆみを襲う――
三体が同時に飛び込んでくるのをギリギリのところで関口が走り込み、はゆみに抱きつくようにしてかわした――
重なった三体の大きな黒い影の固まりの中からは、ちいさな稲光とグルグルと回転する光のリング。
そこから全体が薄い緑色に発光したスタイルの良い女の人が飛び出してきた。
金属で出来たような着地音。
長い髪と眼鏡をかけているすらりとした女の人は、はゆみと抱きかかえる関口に
「Entschuldigung, dass ich so spät bin.」
(遅れてゴメンナサイ)
と、さっきまでiphoneから聞こえていた声で言った。
悲鳴を上げているはゆみの顔が、いつの間にか映美になっていることに気が付く
首をかしげた金属の女の人は映美に
「Sehr erfreut. 」
(はじめまして)
と、挨拶をした後、すぐに背中に抱えた巨大な銃のようなものを構えて蠢く黒い影のうち一体に向かって引き金を引いた――
銃口から光の束が黒い影に向かってのびる。
黒い影は光を吸い込むようにしてどんどんと小さくなり、黒い点になったあと、大きな光となってはじけた。