可愛いアイツは俺のもの。



「だ、だいじょぶ…です…っ」





そう言って涙でぐちゃぐちゃになった顔をあげた。





――――ッ!





なんだ、こいつ……やっぱり今まで見てきた女と違う。





何がって…雰囲気が。





しばらく俺がアキニワを凝視してると向こうも俺という人間がだれか分かったのか





一瞬体が跳ねた。





…まあそうなるわな。





「悪かったな。ぶつかったとこ…痛くねぇか?」





首を必死に縦に振る。




くそ…なんだこの小さい生き物。





俺の腹よりちょっと上しかない身長。





150センチ前後くらい?





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