純粋に狂おしく愛してる ー君が私を監禁した理由(ワケ)ー
突然のプロポーズに驚いた私は、反射的に桐生さんの顔を見上げた。
やっぱり真剣そのものの表情をしていて、なんていうか……真顔でとんでもないことをさらりと言うところは、昔と全然変わっていないなって、安心している自分がいた。
お父さんはぽかんと口を開けた後、笑い出す。
「君、面白いな!」
「……そ、そうですか?」
桐生さん自身、真顔でとんでもないことをさらりと言ってしまうことに関しては無自覚なようで、その無自覚さが面白いのか、さらにお父さんを笑わせる。
……いいな。こういうの。
最初は殺伐とした、それでいて緊迫とした空気が流れていて、どうなることかとヒヤヒヤとしていたけれど、和やかな雰囲気に変わってよかった。
「篠原さん。……いや、里桜。俺は……1人の人間として、男としてまだまだ未熟なところがあると思う。君さえよければ、俺と……結婚を前提にお付き合いしてくれるだろうか?」
改めてそう聞かれ、私は嬉しくて、溢れ出る嬉し涙を隠すように両手で顔をおおった。
でも、早く返事をしたくて、声で返事が出来ない代わりに、何度もコクコクとうなずく。
断らないわけがない。断る理由が……どこにも見付からない。
やっぱり真剣そのものの表情をしていて、なんていうか……真顔でとんでもないことをさらりと言うところは、昔と全然変わっていないなって、安心している自分がいた。
お父さんはぽかんと口を開けた後、笑い出す。
「君、面白いな!」
「……そ、そうですか?」
桐生さん自身、真顔でとんでもないことをさらりと言ってしまうことに関しては無自覚なようで、その無自覚さが面白いのか、さらにお父さんを笑わせる。
……いいな。こういうの。
最初は殺伐とした、それでいて緊迫とした空気が流れていて、どうなることかとヒヤヒヤとしていたけれど、和やかな雰囲気に変わってよかった。
「篠原さん。……いや、里桜。俺は……1人の人間として、男としてまだまだ未熟なところがあると思う。君さえよければ、俺と……結婚を前提にお付き合いしてくれるだろうか?」
改めてそう聞かれ、私は嬉しくて、溢れ出る嬉し涙を隠すように両手で顔をおおった。
でも、早く返事をしたくて、声で返事が出来ない代わりに、何度もコクコクとうなずく。
断らないわけがない。断る理由が……どこにも見付からない。