夏色スカイブルー!

ひとりぼっち


「俺と月羅が出会ったのは俺が中学校二年だった。あいつもまだ中学校一年で入ったばっかでそんときに月羅が階段から転けそうになったところを俺が助けた。その時はただの恩人みたいな感じだった。」

「それで?」

私は耳を傾け慎重に聞いていく。

「でもある日俺は月羅に告白された。一回しか会ってないやつ好きになる?とも思ったけどオッケーした。」

「何で私に言わなかったの?ひどいよ。」

「だってその頃からお前俺の事避けてたじゃん!近づいたら悪いと思って。」

「何よそれ。月羅と付き合うんだったら私に嘘ついたほうがいいんだっ!」

そう吐き捨てて私は星賀の家を飛び出した。

後ろから追いかけてきてくれると予想していたのに後ろを振り返っても星賀は追いかけてきてくれていなかった。


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