ONLOOKER Ⅳ


しん、と静まり返った室内。

切り裂くようなシュンの怒鳴り声は、恐ろしいまでの余韻を残していた。
マサトは足元をじっと見つめているし、ナツはやるせない表情で目を伏せている。

シュンの開き直ったような言葉の意味を、図りかねていた。
これは、自白と受け取ってもいいのだろうか。
働かない頭を必死に回しながら、誰もが状況を理解し切れずにいた。


けれど、こんなものではなかったのだ。



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