神様に私の全部を奪われた。【番外編】

そうだ、よく考えたらここって…


「…………あ」


その事実に、慌てて紫音さんから離れる



「ご、ごめんなさい！つ、つい…」


「い、いえ…」


「…………」

「……………」



「………」



あ、あぁ…もう、最悪！


あんな会話を聞かれていたなんて！そんな気分って…絶対に欲求不満って思われたよっ



「あ、あの…わ、わた…わたし…へ、へ、部屋に戻り…ま、ます…」


「………え？」


慌てて過ぎて、言葉がはっきりと言えない


で、でも、ここにいるのは耐えられなく



門番に頭をさげ、紫音さんに頭をさげ私は一目散に部屋に走ったのだった―――……











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