★恋と王子と超能力!★
「くそ!!どこいった!!」

校舎までこれたのはいいものの、

私は犯人を見失ってしまった。

絶対に近くにいるはず…!!

私は細心の注意をはらい、静かに目を閉じた。すると

ゴトッ…

後方でなにかが動いた!

「そこだぁ!!」

後ろに素早く振り向きながら右手をかざす。と同時に、右手から突風が放たれる。

「!!?……くっ、見つかったか」

「あんた、こんな所でなにしてるの?」

「あんたの質問に答える気はない」

あいても臨戦体制をとる。すると、左手から真っ赤な炎が出現。

やっぱりコイツ…

「あんた、“パイロキネシスト”ね」

「…正解。俺はB級能力者だ」

B級能力者か…。結構強いな。


でも


「これで…終わりだっっ!!!」



「私の敵じゃないな」


「!!?」

あいてが放った炎は消え、3秒もすると、

ドサッ…

あいては力無く倒れた。

「こんなもんか」

ちょっと酸素を取っただけなのに…

「おい!こっちで凄い音がしたぞ!!」

やばい!誰か来た!!
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